皆さま、新年明けましておめでとうございます。2022年9月から始めた当ブログですが、無事2023年を迎える事ができました。そりゃそうか。正直まったく年が明けた実感がありません。タイトルでお察しの通り、年末年始頭からお尻までがっつりコロナにやられていました。もうね、僕休み長かったんですよ。30日から三連休パワーを利用して9日まで休みを取りました。それが見事にパーです。
目次
コロナになる
この年末年始の奮闘を、ぜひ皆さんに知ってもらいたい。自分の気持ち的にはこの約10日間の出来事で、一冊の本が書けると思っているのですが、毎日数万人規模で感染が広がる昨今、そんなものは誰にも読まれないでしょう。
じゃあブログなら読んでもらえるかと言われると、怪しいラインではありますが、目を通してくださる親切な読者様がいらっしゃると信じてここに僕の奮闘記を記させてもらいます。せめて、一人でも二人でも良いので「あぁ、大変だったんだね」と思ってもらえれば、僕の消えた年末年始も報われるってもんです。
何か違和感のあった31日(1日目)
29日に仕事を収め、30日から始まった僕の年末年始。30日は特に予定も無く部屋の片付けやホームセンターで雑多なモノを購入したりして過ごしていました。そして迎えた31日。朝起きると五臓六腑がやられて、身体がなんだか重たい感じがしました。前日にお酒を飲んでいたので「二日酔いかな?そんな飲んでないけどそんな日もあるか」くらいの感覚で特に気に留めていませんでした。
師匠の家に、相棒の実家から送られてきたイノシシ肉を届け、師匠と正月の予定を立てます。最終的に、午後から杖用ナナカマド探し、元日にシカ撃ちに行くことになりました。正月の予定はこれでほとんど埋まり、元日は師匠、2日は後輩とシカ撃ち、3日は相棒を空港に迎えに行き、4日5日でホテルに宿泊、6日はエゾライチョウ、7日8日は環境教育イベントのお手伝い、9日は相棒とどこかご飯。もうワクワクドキドキ胸躍る正月休みじゃないですか。本当は帰省とかしてもよかったんですが、我が家の犬はまだ生後4か月であるため、念のため今年の帰省は見送りました。
昼頃、家に帰ると、身体に小さな違和感を覚えます。寒気・関節痛・頭痛の赤ちゃんが身体を襲うのです。午後から師匠との予定もありましたが、大事をとって師匠に電話し予定をキャンセルしました。すぐに布団に入り眠りにつきますが…起きてビックリ!!めちゃくちゃ体調が悪い。頭痛と関節痛が酷く、身体が熱を持っているのがよくわかります。「これはインフルだな…。」と過去の体験を思い出し、お正月の予定がパーになる覚悟を決めました。
大晦日に何を見るか。一昔前までは紅白を見るかガキの使いを見るかなんて話しで盛り上がったりしていましたが。一人で居ると盛り上がる相手もありませんし、テレビを見る気力も沸きません。ここ数年は2355を見て年越ししているので23時55分にテレビをつけて、2355に切り替えます。なんといいますか、今年の干支ソングは微妙でしたね。丑年の歌はめちゃくちゃ良かったですし今も記憶に残ってますが、今年の干支ソングはもう忘れました。最後に、おみくじをの画面をスマホでパシャリ。「この10年で最高の年になるでしょう」本当かよ。それにしても幸先の悪いスタートを切ったなぁと思いながら布団に入りました。
元日から絶不調の3日間。おまけに陸の孤島(2~4日目)
心のどこかに、ただ疲労が溜まっていただけだろう。一晩眠れば治るだろう。そんな気持ちがありました。世の中そんなに甘くないですね。激しい頭痛と関節痛、熱は依然38℃以上をキープしています。まさか自分がそんな状態になるなんて、正月休み前ウキウキ浮かれポンチな僕はまったく予想していなかったわけで、家に食料は皆無。解熱剤もなし、冷えピタもなし、もちろん抗原検査キットも何もありません。おまけに今日はめでたい1月1日元日です。薬局は休み。病院の発熱外来ももちろん休み。諦めて眠ることにしました。
そして1月2日。この時点で、自分がコロナかもしれないという認識があったので、抗原検査キットと薬の入手に奔走します。病院に電話をしても「熱の患者は診れない。市販の薬で耐えてください」の一点張り。市販の薬なんていっても、解熱鎮痛剤なんてそんな大した数常備していないので、どうしても買いに行かねばなりません。しかし、目の前には雪という大きな壁が立ちはだかります。
僕の住んでいる地域はもともと雪深い地域なのですが、絶妙なタイミングでドカ雪が降りました。朝家を出ようとしてビックリ。玄関の扉が開きません。だってここアパートの2階ですよ?
薬局に出かけようにも、まず車を掘り出さないことにはどうしようもないので、頭痛と関節痛に耐えながら、必死に車を掘り出します。
やっとこさ車を掘り出し、地元の某大手薬局に向かいましたが、抗原検査キットを取り扱っておらず、隣町の薬局であればある可能性が高いが、2日は休みで3日からの営業になるとのこと。コンビニで売っているPCR検査カードも、買ってすぐ検査が出来るわけではなく検査キットが届くまでに1日~2日かかるそう。解熱鎮痛剤と冷えピタはゲットできたので、ひとまずの成果とし、帰宅しました。
※北海道では、発熱者向けに抗原検査キットの配布を行っているので、ひとまずそれに申し込んでおきました。これも届くのは後日になります。
そして1月3日。前日に「調剤薬局」なら抗原検査キットを取り扱っている可能性が高いと聞いていたので、地元の調剤薬局に電話で確認します。ありました。コロナ&インフル検査キット。僕の症状も伝えてあるので、駐車場にて受け渡しということになりました。そしてビックリ。また玄関が開かない。昨日の雪かきが帳消しになったかのように、またどっさりと雪が積もっていました。
正直かなりしんどいです。解熱鎮痛剤を飲んでいるにしても、身体は重く熱っぽく、関節痛も酷いです。その上、雪かきを行うわけですからもう身体は悲鳴を上げまくり。最終的には薬局に辿り着き、無事抗原検査キットを入手。早速家に帰ってレッツ抗原検査です。
コロナ陽性!!!
念のために北海道から届いた抗原検査キットを使って…
「僕の冬休み」終了のお知らせ。
夜中にぶつぶつ独り言を言うレベルの喉の激痛(5~8日目)
もうここからは、タイトルの通りです。頭痛や関節痛が軽くなってきたタイミングで、激しい喉の痛みに襲われます。文字通り唾も飲めない痛み。おまけに耳の中までジンジンと痛くなってきます。何も食べる気にならず、何も飲む気にならず。誰にも会わず、誰とも会えず。予定も全キャンセルで、気持ちもだいぶ落ち込んでいました。夜寝ても痛みで寝付けず、独り言を呻きながら呟く。そしてそんな自分に余計虚しさを感じる。そんな日が続きました。
幸いにも、北海道からの支援物資と、姉と相棒からも支援物資を送ってもらうことができ、食糧不足と薬不足は解消されました。本当に助かりました。
我が家の犬は、事の重大性をまったく理解していないようで、主がなぜ元気がないのか、なざお散歩に連れて行ってくれないのか、不思議そうな顔をする素振りもなく、全力で遊び転げては爆睡をかます。という、いつもと変わらない幸せそうな日々を送っていました。とても苦しい中でたまに笑顔がこぼれたのは、犬のおかげですね。
マイナス5㎏、体力の減少と味覚障害に絶句する(9~10日目)
大晦日に発熱してから、ほとんど寝たきりの状態が続き、体重が5㎏、というか筋肉が5㎏落ちました。おまけに、ご飯を食べても味がおかしく、いまいち食が進みませんでした。最初は鼻づまりのせいだと思っていましたが、症状が軽くなり鼻づまり等が無くなった後も味はおかしいままでした。例えば、おそばの麺つゆ。あれを飲んでもただの塩水のような感じがします。どうぶつビスケットを食べても苦く、イチゴ味のメルティーキッスは酸味をまったく感じません。体力の低下と味覚障害というプレゼントを残し、コロナは去っていきました。
コロナに対して思う事
※個人差がある前提で話をします
まず、「コロナはただの風邪」はちょっと違います。症状的には軽症ですが、体感的には「酷い風邪」です。軽くやり過ごせるレベルではなく、ちゃんと寝込んでちゃんと苦しい、ちゃんとした風邪です。体調崩しているうちにブログを書き溜めておこうなんて思っていましたが、まず頭が回りません。本を読む気力もなく、テレビの内容もあまり頭に入りません。ただ生きているだけといった印象です。
年末年始にとったお休みは全て自宅療養にあてられ、知り合いは皆帰省しているため頼れず、猟友会の先輩たちもうつしてしまったらそれこそ一大事なので接触できません。さすがに元日周辺に職場の人に連絡するのは気が引けますし、スタックするレベルの雪なので下手に市外に出ることもできません。いやはや、無事に切り抜けられてよかったです。
軽症重症無症状、色々な人が居るとは思いますが、改めて流行り病の怖さを知りました。せっかく山に行って付けた体力も、もう一度いちからやり直しです。4000文字近い記事となってしまいましたが、最後まで読んでくださった方、ありがとうございます。今年もどうぞ、よろしくお願いします。