久々の猟日誌更新です。ほとんど毎日山に入っているのですが、なかなかエアライフルを背負う機会がありませんでした。
11月12日(土)
日付 | 11月12日(土) |
日の出 | 6:23-16:14 |
気温 | 15℃ |
天気 | 晴れ |
出発時刻 | 13:00 |
猟果 | エノキタケ |
11月12日、今回は相棒と二人で出猟です。今回のメインターゲットはエノキタケです。「いやキノコかーいっ」とツッコミが飛びそうですが、エゾライチョウ及びヒヨドリの生息状況調査も兼ねています。
とはいえ、昼からの出猟ですから林道には新鮮なタイヤ痕。鹿撃ちに入っているようですね。気にせずプラプラ林道を歩きます。
キノコ発見!
さっそくキノコに出会います。まずはホコリタケ。こちらのキノコ、皆さん見た事ありますか?ホコリタケは通称で、タヌキノチャブクロ、キツネノチャブクロ、ミミツブシ、バクダンなど様々な種が存在します。実はこちらのホコリタケ…
踏むとホコリのように胞子が飛び出します。これがホコリタケと呼ばれる所以ですね。幼菌は食べられるそうですがまだチャレンジしたことはありません。キノコの上部に穴が開いたらもう成熟しているので踏んで胞子を飛ばしてあげましょう。
お次は、藪漕ぎしている最中に発見したこのキノコ。沢の近くに生えておりなんともかわいらしい見た目をしています。名前はわかりません。小さいキノコは種数が圧倒的に多く、キノコビギナーには難しいのです。バックの苔がキノコの良さをより引き立てていますね~。
肝心のエノキタケはというと、バッチリ収穫することができました。採るのに夢中で写真を撮り忘れてしまいましたが、2人で食べる分は確保できました。
遂に...
そして遂にヤツに出会います。といっても、山に入ると殆ど100%の確率で遭遇するのですが、今回はいつも以上に藪を漕いだためかなりの遭遇率でした。そう、マダニです
この時期大きなサイズのマダニは滅多に見かけませんが、小さい小さいチビマダニはめちゃくちゃ付きます。
マダニは、森林や草地など屋外に生息する比較的大型のダニで、食品等に発生する「コナダニ」や、絨毯や寝具に発生する「ヒョウヒダニ」など家庭内に生息するダニとは全く種類が異なります。
北海道でヒトから吸血するのは、主にヤマトマダニとシュルツェマダニの2種類で、道内に広く分布しますが、ヤマトマダニは利尻・礼文・天売・焼尻島と高山などの寒冷地には分布せず、シュルツェマダニは北海道南部の低地(主に渡島・檜山地方)ではきわめて希です。
北海道ホームページ「ダニ媒介感染症に気をつけましょう」
僕がよく見るのはこんなやつです。おそらくシュルツェマダニだと思われますが、僕はまったくマダニに精通していないので実際のところわかりません。
この画像は別の日に撮影したものですが、マダニの姿見えますでしょうか?
大きいものは大抵シカの耳や目元などについていますが、小さなもの(若虫)は藪を漕ぐと脚絆やチャップスに大体20匹前後付きます。
今回のマダニとの遭遇も、山林に入ってマダニが付くことは全く珍しくないのでいつも通りデコピンで飛ばして家へ帰宅しました。が、しかし、家へ帰ってなんとなーく手をポリポリしていると、なにかペラペラとした感触が指先に伝わります。
いやー、咬まれてましたね。しっかりと。恐らくこれだけ山に入っていて一度も咬まれたことがないなんてことはないと思うんですが、大抵シャワーを浴びたりポリポリ体を書いているうちに取れていると思うんですよ。僕はこの3年間で一度もマダニが食い込んでいるのを見たことがありません。しかし、今日初めてマダニが手に食い込んでいるのを目撃しました。ある種の感動を覚えましたね。小さいダニでしたし咬んでから時間もたっていなさそうでしたので、ピンセットでピッと抜いて終了です。
豪華ディナー
今日の夜はマダニ記念日ということもありますし、先日記事にしたマガモのスモーク、鹿肉ジャーキー、そして今日の収穫物エノキタケを使ってキノコクリームパスタを作ります。いやはや、幸せですな~。僕はQOLが高いという自負があります。お金はなくても幸せです。
→マガモのスモークの記事はコチラ「目指せオシャンティ晩酌!マガモのスモークと鹿肉ジャーキーで一杯ひっかける話」
まとめ
え?ヒヨドリですか?良いじゃないですか、エノキタケ発見したことですし。「また次の機会に獲ればいいさ」なんて余裕をかましていたら、相棒に「早くしないと本州にわたっちゃうよ」と言われました。近々真面目にヒヨドリを狙いに行きたいと思います。脂がのって美味しいんだろうなぁ~。