銃と猟具

カモハンドブックのすすめ。今すぐ読みたいハンドブックシリーズを添えて

2022年10月26日

 皆さんこんにちは。今回は初猟の反省点のひとつ「カモの判別が難しい」を解決するべく購入したカモハンドブックについて紹介していきたいと思います。→初猟の反省はコチラ

文一総合出版ハンドブックシリーズとは

 まず本題に入る前にハンドブックシリーズについて紹介させてください。文一総合出版ハンドブックシリーズとは、ウニやバッタ、木の実から地衣類まで、幅広いジャンルを対象に、その種を包括的に手短に紹介した書籍で、長財布程の大きさしかなく、手軽に持ち運びができるのが特徴です。

 生き物が好きな方や自然や動物と関わる仕事をしている方は馴染みがあるかもしれません。もし見たことないという方は、ぜひ書店で探してみてください。「虫こぶハンドブック」や「酒米ハンドブック」、「タマムシハンドブック」「海藻ハンドブック」等、思わず手に取ってみたくなるジャンルがあると思います。

 生き物に興味を持っている方や、生き物好きな知人へのプレゼントにおすすめで、図鑑の入門編としてとてもおすすめです。ハンドブックはあくまでざっくり広く浅くなので、そこからより専門的な書籍を探していくと良いでしょう。

 ちなみに、私が所持しているハンドブックは「リス・ネズミハンドブック」と「クワガタムシハンドブック増補改訂版」、「新訂カモハンドブック」の3種類です。本当はもっと欲しいハンドブックがたくさんあるのですがハンドブック沼にハマってしまいそうで慎重になってしまいます。

カモハンドブックのすすめ

 今回私が購入した「新訂カモハンドブック」がコチラです。

サイズ感はパスポートより一回り大きい

 日本で記録があるカモ科の鳥55種について、雄、雌、エクリプス、飛翔、群れなどさまざまなバリエーションを収録した。また、今後記録される可能性がある種や野生化した家禽類、カモと間違われやすい鳥など、カモを識別するための情報を網羅したカモ図鑑の決定版。

文一総合出版

 定価1,540円(本体1,400円+税)で、私は日本野鳥の会のHPから購入したので送料込みで2,250円でした。ハンドブックシリーズは全般的に1,000円~1,500円程の価格設定となっています。月1冊買うなら全然痛くないですよね。サイズは縦幅18cm、横幅11cm、本の厚みは7mmほどです。

 今回ハンドブックの紹介にあたり、文一総合出版様にサンプルページ公開の許可を頂きました。

非狩猟鳥獣「オシドリ」の見開きページ
狩猟鳥獣「ハシビロガモ」の見開きページ

 カモ類の判別に欠かせない全長食性などの情報のほか、主要なカモ類はエクリプス時の写真やの写真まで載っています。幼鳥の写真や交雑個体の写真もあるので、僕のようにカモ初心者にはうってつけですね。文章量も少なく読むのに抵抗を覚えないのでスラスラと入ってきます。飛翔時の写真も種類によっては載っているので、翼鏡での判別にも役立ちます。

※識別においては文章量や写真の量は非常に重要です。専門書であれば多いに越したとこはありません。

 Kindle版があれば、本を持たずにスマホ一台で済みますが、残念ながらハンドブックのkindle版はないようです。僕はこのハンドブックに付箋を貼り、鳴き声や実際に見たときの印象などを書き込むようにしています。僕のように狩猟を始めたてで、まだカモの識別に自信がないという方は、ぜひ購入してみてください。

読んでみたい!!そそられるハンドブック5選

 ここからはおまけコーナーです笑。ハンドブックシリーズをしらべていて「これは読んでみたいな」と思ったもの上位5つを紹介したいと思います。

ベリーハンドブック

 野山でみつかるおいしい実を、美しい写真で紹介するポケット図鑑。初夏にみのる木いちご・草いちご類(バラ科)と晩夏から秋にかけて楽しめるコケモモなどツツジ科のベリー類約40種類を収録、生えている場所や特徴、おいしい食べ方を解説。花の写真も掲載。

文一総合出版

 1冊目はコチラ、「ベリーハンドブック」です。林道を歩いていると、夏の終わり頃によくつる性のベリー類を見かけます。食べてみると美味しいものもありますがハズレもあるんですよね。野生のベリー類については良く調べたことがないので、これを機にベリー類について調べるのもいいんじゃないかと思いました。

「ベリーハンドブック」のサンプルページ

※購入はコチラから

冬虫夏草ハンドブック

 昆虫から生える奇妙なキノコ、“冬虫夏草”。セミタケ、クモタケ、ヤンマタケ他、68種について美しい生態・標本写真で紹介。有名でありながら、実際に生えている様子を観察することは少ない謎の生物と思われがちだが、ゲッチョ先生(盛口満)が「探し方」のポイントを直伝、きっと出会う確率が高くなるはず。案外身近ながら、よく知られていない生きものに出会う楽しみが味わえる一冊。

文一総合出版

 キノコの中でも冬虫夏草って少しレアな感じがします。虫から生えるキノコというだけでロマン溢れますね。僕は愛知県に居た頃にセミから生える冬虫夏草を見つけて、イベントの主催者がべた褒めしてくれたのでなんとなく冬虫夏草には良い印象を抱いています笑

「冬虫夏草ハンドブック」のサンプルページ

※購入はコチラから

街なかの地衣類ハンドブック

菌類と藻類が共生した生き物「地衣類」約60種がわかるフィールド図鑑。都市の街路樹や人工構造物など、身近に見られる種類に厳選し、識別点や特徴を解説した。巻頭には検索用色別一覧、巻末には地衣類を使った実験も紹介。

文一総合出版

 地衣類って、意識するとそこら中にいるんですよね。森のなかはもちろんのこと町の塀や家の庭にもよく見かけます。まあ庭のある家なんて住んだことはないんですけど。僕はコケリウムを作ったりするほど地衣類が好きなので、こちらのハンドブックは個人的にかなりグッときました。

「街なかの地衣類ハンドブック」のサンプルページ

※購入はコチラから

危険生物ファーストエイドハンドブック陸編

 野外活動に必携!危険生物による被害への“first & fast”対策ガイド

 野外で危険な生物に出会い、被害に遭ったときに最初にすべき対処法 “ファーストエイド”に着目。予防法も含めた被害を軽減するノウハウをまとめた。陸編ではスズメバチやウルシなど、動植物約120種を収録、傷痕からの検索や緊急時に役立つ道具の紹介、実際に被害に遭ったときの実例も挙げて、安全な野外活動をサポートする。

文一総合出版

 こちらのハンドブックは、真剣に購入を検討しています。先日、クマが背をこすった痕跡を探している際に足元の樹洞のハチの巣に気付かず、スズメバチに刺されるという事件がありました。幸い刺されたのは手の甲で、ポイズンリムーバーを携帯していたため大事には至りませんでしたが、もしもの時に備える重要性を再認識させられました。マムシもよく見かけるので、この一冊を持っていれば常識の範囲内で想定される危険には対応できそうですよね。

「危険生物ファーストエイドハンドブック陸編」のサンプルページ

※購入はコチラから

クモの巣ハンドブック

 獲物を捕らえるワナや住居として、クモが作る網や穴といった構造物を「クモの巣」として紹介。74パターンの巣・クモ約150種を掲載し、巣によるクモの識別法のほか、獲物の捕らえ方をわかりやすいイラストで紹介。

文一総合出版

 コチラはクモハンドブックではなく、「クモの巣」ハンドブックです。クモの巣って割と身近に目にしますが、オニグモ、ジョロウグモ以外はそんなに気にせずに生活していました。でも、クモの巣を見かけたときにこの巣は張り方が〇〇で〇〇グモな可能性が高い。とか解説できたら相当カッコイイですよね。

「クモの巣ハンドブック」のサンプルページ

※購入はコチラから

まとめ

 いかがでしょうか。文一総合出版ハンドブックシリーズを知らなかった方はぜひ書店に行った際は生物コーナーを覗いてみてください。ハンドブックを既に持っているという方も、一度公式HPを覗いてみてください。きっと知らなかった一冊が見つかるはずです。

コメントや質問は”お問い合わせ”よりお願いします

以前までコメント機能を利用しておりましたが、スパムが酷く処理が追いつかないため、お問い合わせより頂いたコメント&質問を記事本文に追加するスタイルに変えさせて頂きます。

お問い合わせ - マンホールを閉じる人 (northhunt.blog)

\ランキング参加中/
最後まで読んでいただきありがとうございました!
にほんブログ村 アウトドアブログ 狩猟・ハンティングへ
にほんブログ村

-銃と猟具
-, ,