皆さんこんにちは。だいぶ前にスリングと負環の製作記事を書きましたが、まさかのスリングが原因でエアライフルを落とすというアクシデントがありました。それからだいぶ試案し、今回改良を加えたのでご紹介します。エアライフルを落とした話はコチラ→猟日誌5「エアライフル、曲がりました」
シリンダー負環の補強
エアライフル落下事件以来、危険が予測される場所はしらみつぶしに消していくことにしました。まず、アイボルトと自転車用マウントを使用して作った負環の補強です。こちらはアイリングが回ってボルトが外れてしまう可能性があるので、エポキシ樹脂系の2液性接着剤でがっちり固定します。
宣伝するわけじゃないんですが、この「クイック30」という製品がめちゃくちゃ便利で、日常生活のあらゆるモノや釣り針を自分で作るときなど数多くの場面で活躍します。がっちり固定されるので後々剝がしたいものには向きませんが家に1個あると重宝します。
エアライフル用首輪の発見
前回は銃床側のスリング取り付け部にセカンドストリートで買った女性もののベルトを使用しました。しかしバックルがプラスチッキーな感じで、Dリングも銃床にガツガツ当たり傷がつきそうでしたので、代わりに使えるものをぼんやりと考えていました。
そこで出会ったのがコチラ!!
ペット用の首輪ですが、革製品で4kgのエアライフルを吊っても余裕がありそうです。さらには、リードを繋ぐ部分が既に用意されており、スリングをここに取り付けてくださいと言わんばかりのたたずまいです。これでなんとお値段980円!エアライフル用品として販売した方が儲かるのではないでしょうか?
装着するとこんな感じです。色がダサいっていう意見が聞こえてきますが、安心してください。茶色のものもあります。ただ、僕が店を訪れた際は他の色がなく、早く記事にしたい一心でその場で購入してしまいました。トリガーに指を持って行っても掌底部分には全く違和感がなく、きつめに締めているのでズレる気配もありません。
スリングの購入
前回エアライフルを落としてしまった大きな要因は、スリングのスナップと負環のアイボルトの相性が悪かったという点が挙げられます。これは一重にかりばらい機用のベルトを流用した僕の責任なので今回はしっかりとしたライフル用スリングを購入しました。
こちらのスリングはベルトをボルトで固定する式なので、ボルトのゆるみ防止のために「ゆるみ止め剤」をぬってから締めます。ゆるみ止め剤は完全に接着するわけではなくあくまで緩みにくくなるだけなので、外せないということはありません。
改良を経て
今回の改良を経て、だいぶ前より安心感が増しました。ここまでやると、もう正規品の負環を買えよとなるかもしれませんが、かの高村光太郎もこう言っていました。
僕の前に道はない 僕の後ろに道は出来る ああ、自然よ 父よ 僕を一人立ちにさせた広大な父よ
僕から目を離さないで守る事をせよ 常に父の気魄を僕に充たせよ この遠い道程のため この遠い道程のため
高村光太郎『道程』より
僕がエアライフルを曲げたことは決して経験上無駄にならないと考えていますし、この記事を見てくれたどこかの誰かがもっといい製品を開発・販売してくれるかもしれません。短い記事ですが、閲覧ありがとうございました。