皆さんこんにちは。今回は「山菜・きのこ・釣りシリーズ」の第一稿目、エノキタケとムラサキシメジ、そしてホッケを使った炊き込みご飯を紹介したいと思います。
材料
エノキタケ
林道を歩いていると、この時期頻繁にみるのがエノキタケです。僕はヤナギの倒木や立木でよく見かけますが、ナラ類にもつくそうです。見分け方のポイントとしては、軸の根本が黒い・表面にヌメリがある・かじっても苦くないの3点ですかね。よく似ているキノコにニガクリタケがありますが、こちらは毒性で、かじると飲み込めないほど苦いそうです。


ムラサキシメジ
ムラサキシメジは知人からもらいました。僕はムラサキシメジを山で採ったことがないのですが、噂によると桜の木の近くに生えるそうです。生えるときはサークル状に生えるため見つけてしまえばまとめて採れるそう。

ホッケ
ホッケは師匠からもらいました。僕も海釣りをするのですが最近はまったく行けていません。ホッケは春と秋に釣ることができ、サビキ、フカセ、ジグ、ワームと色々な手法があります。ジグで釣ったときのグッとくる引きはなかなか楽しいですね。ホッケは一夜干しにしてもフライにしても天ぷらにしても刺身(アニサキスはめちゃくちゃ多い)にしても美味しいのですが、今回はサイズがあまり大きくなかったのでグリルで焼いてほぐした身を炊き込みご飯にしてみました。
調味料&その他食材
・しょうゆ 大さじ1
・みりん 小さじ2
・冷蔵庫にあったしいたけ 適当
・彩ある方がオシャンティなのでにんじん 適当
作り方
1.キノコの虫出しを行う
野生でとってきたキノコは100%と言ってもいいくらいの確率で虫がついています。採る際に極力虫の入っていなさそうなものを採りますが、それでもものすごく小さい虫は絶対についています。虫出しの基本は塩を入れたぬるま湯にキノコを漬けることですが、私はいつも水にキノコを沈めるだけで済ませてしまいます。虫も貴重なたんぱく質ですから(適当)。

水からあげたら、流水で目に見える汚れや虫を流していきます。ムラサキシメジはほとんど無視を見かけませんでしたが、エノキタケには結構ついていました。ある程度流し終えたら、エノキタケは食べやすい大きさに切り、ムラサキシメジは適当に手で割いていきます。
2.ホッケを焼く
ホッケは内臓をとったら背開きにし、全体に塩をまぶし10分ほど放置します。そうするとホッケの水分がにじみ出てくるので、キッチンペーパーで水気を拭きとり魚焼きグリルにインします。焼く時間は個人の好みですが、すこし焦げるくらいが目安です。

焼きあがったら、身をほぐして骨を取り除きます。
3.炊飯器に入れていく
炊飯器に米2合と2合分の水を入れ、あとからキノコとホッケ、しいたけやニンジンなどを入れていきます。ホッケもキノコも結構水分を含んでいるので水の分量は規定の線よりも結構下めで良いかもしれません。

4.炊く
あとは炊飯器のスイッチをオンにするだけです。普段通りのメニューで、とくに炊飯方法等を変更する必要はありません。
5.完成
炊きあがりの様子がコチラです。しゃもじで混ぜ混ぜして少し蒸らしてあげれば完成です。

ついでにキノコ汁をつくる
せっかくなのでついでにキノコ汁も作りました。下処理したキノコを鍋に入れ、水、豆腐、ニンジンとしいたけを入れ沸かすだけです。味付けはシンプルに塩と醤油。にしましたが、少し物足りない感じがしたので少しだけバターを加えました。

いざ実食

では早速いただきます。炊き込みご飯ですが、少しねっちょりした炊きあがりになってしまいました。味はもう少し醤油を入れてもよかったかもしれません。ムラサキシメジは普通においしいですね。歯切れもよく独特な風味もありません。エノキタケは人工栽培の白いひょろっ子と比べるとだいぶ食感がよく、キノコを食している感があります。ホッケは言わずもがな美味しいです。もうホッケを炊き込みご飯にすると思いついた時点でおいしいことは確信していたので、特に強い感動もありません。美味しいです。
キノコ汁は、バターをいれたことによりバター醤油炒めのような風味が漂い食欲をそそります。キノコ汁の方がエノキタケもムラサキシメジも味がわかりやすいですね。普段の僕だったら汁物にバターを入れるなんて思いつかないのですが、たまたまつけたテレビで「マツコの知らない世界」がやっており、鍋特集で「キノコのバター醤油鍋」というものを紹介していました。それをパクっただけですね。おいしかったです。ご馳走様でした。
まとめ
北海道のキノコシーズンももう終わりに近付いてきました。とはいえ、ムキタケやナメコが顔を出し、今年最後のキノコ魂を燃やしています。また面白いキノコや美味しいキノコを発見したら紹介していきたいと思います。
皆さんがやっているオススメきのこレシピ等がありましたら、ぜひ教えてください。