今回は僕が愛用しているタフネスGPSウォッチ、GARMIN社のInstinct 2 Dual Powerについて紹介していきたいと思います。タフネスGPSウォッチってなかなか聞かない表現ですが、要は頑丈でGPS機能が使えて、メッセージの受信や体調管理等もできるスマートウォッチです。
僕自身100%使いこなせているわけではないので、今回はザックリかいつまんで僕が気に入っている機能を紹介していきます。
目次
GARMIN Instinct 2 Dual Power とは
GARMIN社から発売されている腕時計で、INSTINCTシリーズの2世代目となります。アウトドアユーズを想定した設計で高い耐水性、耐熱性、耐衝撃性を兼ね備えており、雨雪水中などの過酷な状況下でもしっかりと機能するようになっています。また、メッセージや電話の通知機能、カレンダー、心拍や呼吸数の測定機能等、スマートウォッチとしての基本性能はバッチリです。
そして、GARMIN社から出ているだけあってGPS関連の機能がとても充実しています。最先端の4システム測位を採用しており、高精度な位置情報を得る事が出来ます。最先端の4システム測位とか書いてますが、僕自身これを理解していないのでうまくお伝え出来ません。たぶん4つの衛星から電波を受信できるって意味だと思います...。
詳しくはサイトを見た方が100倍わかりやすいと思うので、公式サイトを参照してください。公式サイトはコチラ。
Instinct 2 Dual Power のここがスゴイ!!
ここからが僕のターンですね。実際に使用していて、この機能は優れているな~と感じた点を挙げていきます。
ソーラー充電でバッテリーが長持ち
僕は過去にアップ〇ウォッチを使っていたことがありましたが、時計としての機能に絞ってもバッテリーの持ちは2週間が良いとこでした(現在はもっと持つかも?)。しかし、このInstinct 2 Dual Powerは一度の充電で28日間+太陽光で充電できるためそれ以上のバッテリー持続時間が望めます。このソーラー充電機能はInstinct 2 Dual Power限定で、Instinct 2にはありません。
ただ、ソーラー充電するには屋外に居る必要があるので、外出が少ない月などはあまりソーラー充電の恩恵を感じることはありません。それでも、GPSを使わずスマートウォッチとして使うだけなら1カ月は充電せずに済むので、そこはかなり便利ですね。
↑Instinct 2 はソーラー充電機能は無いが女性の腕にも会いやすい小さめサイズがある
アクシデント発生時に緊急連絡先へメッセージを送信
「セーフティ&トラッキング機能」といって、腕時計を装着している人に何かアクシデントがあった場合、登録されている緊急連絡先にメッセージと現在の位置情報を送信するという機能が付いています。何がトリガーになるのかはよく調べていませんが、おそらく急激な心拍数の変化や呼吸数の低下などを基準に緊急要請するのだと思います。欠点としては、「腕時計がGPS機能を使用中であること」と「ペアリングしているスマートフォンが電波圏内にあること」ですね。まあでも、後述する「狩りアクティビティ」中はGPS機能がオンになっていますし、いくら山の中とはいえ、たまー--にスマホに電波が入ったりするので、ないよりはあって少し安心という機能です。
腕時計からウェイポイント(座標)が落とせる
これも結構気に入っている機能です。ウェイポイントはハンディGPSを持っている人であれば馴染みがあると思いますが、要は座標データですね。よくよく考えると、腕時計でウェイポイントを記録することができるってすごいですよね。
僕は主に山菜取りや渓流釣りに行った時によさげなポイントの記録をしています。この記録したポイントは、腕時計で座標を確認することもできますし、後程パソコンの画面上でGPXデータとして取り扱うこともできます。
荒く使っても壊れない
これが結構大事で、山に入ると色々なアクシデントがあって、木や岩に腕をぶつけたり、泥に腕を突っ込んだりすることがあります。そういったシチュエーションでも「時計壊れたかも?」と思うことがまったくなくなりました。また、シカの解体でデロデロに汚れても、お湯でまるごと洗うことができるので細かいことを気にする必要がありません。さすがタフネスGISウォッチですね!
健康情報が確認できる
これは他のスマートウォッチの方が得意かもしれませんが、睡眠スコアや消費カロリー、歩数などが確認できるのも良いですね。そんな健康を意識して生活しているわけではありませんが、自分の身体のことは知らないより知っておくほうが無難です。とくに、睡眠スコアは毎日確認して、極力高いスコアが出るようにしています。日本酒や焼酎で酔った日のスコアは最悪ですね。
まさに「狩猟用」GPSウォッチ!狩りアクティビティが秀逸
こちらのINSTINCT 2 DUAL POWER(INSTINCT 2も同様)には「アクティビティ機能」といって、運動中の位置情報やペースを詳細に記録する機能がついています。このアクティビティには水泳やゴルフ、ランニング等の一般的なスポーツに加えて、狩猟専用モードまで標準装備されています。
狩りアクティビティのメイン画面では、標準で日の出時間と日没時間が表示されており、右上には時計が向いている方角が示されています。ただ、方位に関してはあまりあてにしてません。アナログな方位磁針の方が信頼できます。他にも魅力的な機能がいくつかあるので簡単に紹介していきます。
機能1.移動ルートの記録ができる
狩りアクティビティ中はGPS機能がオンになっているため、常に自分の位置情報を記録することができます。例え携帯の電波が届かない山奥でも、衛星とやりとりしているため問題ありません。とったログはリアルタイムで腕時計にて確認できるほか、帰ってからスマホやPCで確認することも可能です。
上のアニメーションでは背景になにも表示されていませんが、地名や等高線を表示させることも可能です。わざわざ移動ルートを記録してどうするんだと言われると少し回答に困りますが、僕の場合は尾根を越えるのに何分かかるのか、山を歩いている時にどこで時間を使っているのかを確認することで、今後のルート選定や山歩きの計画の参考にしています。
機能2.ペースの記録ができる
アクティビティ中は心拍数や高度、速度といった記録を取り続けているため、どこで心拍数が上がったのか、何m登ったのか、歩くペースはどうだったかを確認することが出来ます。僕は汗をかかないように歩きたいのですが、感覚だけで歩くとどうしても汗をかいてしまうため、客観的なデータと主観的な感覚とのすり合わせを行い、汗をかかずに歩く練習をしています。
機能3.獲物の位置や痕跡が記録できる
これは上記の「腕時計からウェイポイント(座標)が落とせる」と被ってしまう部分がありますが、狩りアクティビティ中はより簡単に短時間でポイントを落とすことが出来ます。ポイントの名称も「鹿」や「痕跡」といった項目が初めから用意されているので、状況に合わせて素早くポイントを落とすことが出来ます。ただ、イノシシやサルはなく、ゲーム(大)やゲーム(小)等で表現することになるかもしれません。恐らくポイント名称の追加や変更も可能ではあると思いますが、チャレンジしていないので断定はできません。
落としたポイントは、GPXデータとして扱うことができるので、QGIS等のGISソフトを使用して解析を行うことも可能です。単純にデータを蓄積していって地図に落とすだけでも客観的なデータが得られてヨシですよね。
未開拓の機能がたくさん
実は最近までアクティビティ機能もほとんど使っておらず、スマートウォッチとして体調管理や通知の受け取りをメインに使っているだけでした。2週間くらい前に、狩りアクティビティなんてものがあるから1回くらい使ってみるかと思い立ちその便利さに気付いた僕でした。今回紹介した機能だけでなく、ほかにも目的地までのナビゲーション機能や、出発地点に帰還するためのトラックバック機能など、便利そうですが試していない機能がたくさんあるので、今後複数回にわたって紹介していきたいと思います。