今回は、単独忍び猟時の装備についてのお話です。僕はあまりミリタリー系に詳しくないのですが、その界隈では定番の、MOLLEシステム?PALSシステム?というカスタム性の高い装備システムを導入してみました。これがなかなか良くて、最近になってやっと腰回りの装備が落ち着いてきました。今後も変更点や追加点が加わっていくと思いますが、ひとまず現段階の記録として記事にしていきたいと思います。
バックパックの欠点
狩猟を始める前に購入し、最近まで使っていたバックパックです。
色がオレンジであることと、その機能性に惹かれマイ〇ポイントを使ってモンベルで購入しました。
どこがなんのためのベルトなのか、忘れないようにちゃんと壁にタグを貼ってあります。スノーシューやスキーを固定するためのベルトがついており、まさに冬山にピッタリなリュックサックと言えます。そんな機能性抜群のバックパックの唯一の欠点。それは「肩パッドの厚さ」です。
この厚い肩パッドにより、銃を構えたときの肩付けが上手くいきません。銃床が肩の良い位置に付かないということは、頬付けも普段と違う形になり、スコープの覗き方も変わってしまいます。銃猟に使わないのであればさして問題でもありませんが、銃猟+忍び猟というスタイルだと、即座に肩付けできないのは致命的です。
いやほんと、銃猟でなければめちゃくちゃ便利なんですよこのバックパック。収納も多いですし、防水機能もちゃんとしてますし、オレンジで目立ちますし、肩のベルトにもポケットがあるので、コンパスや無線なんかもしまえます。厚い肩パッドのおかげで、重いものを入れても肩が痛くなりにくいです。そう、厚い肩パッドのおかげで。
まあモノには適材適所ありますし、銃猟以外の用途で活躍してくれると思うので、ひとまず狩猟にこのバックパックを使うのはやめました。
現在の装備と新システム
前提として気が付いたこと
バックパックをやめたのち、もともともっていたフィッシングバッグを使ったり、あれこれ試行錯誤したりして気が付いたことがあります。それは、自分の中で「ここには何も無い方が良いな」というエリアが決まっていることです。
例えば、僕の場合は前面で言えば右肩付近、背面では銃を袈裟懸けに背負った時のラインには極力何もない方が具合が良いです。このエリアに干渉しないとなると、ベルト系装備かな?でもベスト系もいいかなー、なんて頭の中で計画を練り込んで、やっとこさ現在の装備に辿り着きました。
MOLLE?PALS?新システムについて
紙に理想の装備を書き出したりして、さっそくこれを実現できそうな道具類をあさっていきます。そこで辿り着いたのがMOLLEシステム。Moduler Lightweight Load-carrying Equipmentの略で、直訳すると「規格統一型の軽量載荷設備」的な意味になるんでしょうかね。MOLLEシステムについては、何十倍も詳しく解説しているサイトがたくさんあるので、そちらを参照してください。簡単に言うと好きなアタッチメントを色んな装備で使いまわせる規格、といったところでしょうか。
更に、MOLLEシステムの中にPALSウェビングなるものも存在しているらしく、ここらへんに関してはもうよく理解していません。MOLLEシステムの中のPALSという一種の規格だと勝手に認識していますが、もし間違っていたらすいません。詳しい人教えてください。
これでもBFシリーズやCODシリーズ、レインボーシックスシージやCSOをプレイしてきたんですけどね...。いやはや、ミリタリー関連はムツカシイです。
購入したモノたち
なんにせよ、理想の装備が実現できるということが分かったので、あとは実践あるのみです。Amazonブラックフライデーが始まったと同時にポチりました。
まずはコチラ、システムの軸となるベルトです。かなり頑丈な印象で、ベルトの裏がオスの面ファスナーになっており、インナーベルトがメスの面ファスナーになっています。普通のベルト替わりにインナーベルトを通し、その上からこのベルトを巻くことで、ガッチリ装備が固められるようです。まぁ結局インナーベルトは使っていませんね。モールベルトと書いていたので買ったのですが、思っていたのと違う感じです。僕の頭の中のMOLLEはPALSのことを指しているのか?よくわからないです。
それに加えて、必要なポーチ類等を購入しました。うーん、このポーチの表面についているベルトのようなものをPALSと呼ぶのでしょうか。
さらに、細々とした装備類が付けられるように、色々なアタッチメントをまとめた商品を買いました。結局のところ使っているのは数個だけですが、今後装備が増えたときにここらへんのアタッチメントも有効活用していきたいです。
そして現在の装備に至る
そして、現在の装備がコチラです。
シカの有害駆除に必要なものが基本的に揃っています。手で持ってみると少し重いですが、腰に巻くと案外気になりません。
前側には狩猟者記章と水筒が付いています。あとは、腰にだけ負担を集中させるのは嫌なので、ソフトガンケースに付属していた安いスリングを付け、肩でも荷重を受けられるようにしています。
この装備にしたことにより、背面のわずらわしさが無くなりました。また、肩にかかるスリングはペラペラなため、肩付けにもほとんど影響しません。
実際には、この上に猟友会ベストを羽織っています。
既にこの装備で5回以上山に行っていますが、今のところ順調に機能しています。銃を袈裟懸けにしている時に、びったりと体に密着させられるようになったため、銃口が意図していない方向に向くこともありませんし、肩にはほとんど障害物がないため、即座に肩付けすることができます。
今後追加したい装備
そうはいっても、スノーシューを背負ったり、逆に山スキーを背負ったりする場面が出てくると思いますので、その辺はまた考えたいと思います。また現在荷重が左側に偏っているので、右側にも何かしらほしい所です。双眼鏡を入れられるようなものがあればいいですね。
あと、僕は基本シカを撃ったら回収する前提で山を歩いていますが、師匠と山に行くと、現場で解体して埋めることになるのでバックパックはどうしても必要になるんですよね。理想としては、下の画像のような防水リュックサックを卒業証書のようにぐるぐると丸め、筒状にして腰のあたりに付けたいなと思っています。近いうちにワーク〇ンで買ってきます。