今回は僕が皆さんに人生で一度は食べていただきたい料理「シカカツ」の作り方と味を紹介していきたいと思います。材料は至ってシンプル!さらに短時間で出来るのでとてもおすすめです。
材料
シカカツ
・鹿肉(ロースでもモモでもおいしい) 適当g
・卵 作る量にもよるが大体1個あればOK
・小麦粉 適当g
・パン粉 適当g
・塩コショウ
・油
おろしポン酢
・大根おろし
・ポン酢
材料はこれだけです。至ってシンプル且つ大体適当です。量らずとも美味しく出来るので何が何グラムとかは普段気にしていません。
作り方
1.肉を切って塩コショウをまぶす
まず、鹿肉を用意します。肉はロースでもモモでも柔らかい部位なら何でもいいです。ブロック肉を食べやすい大きさに切っていくのですが、筋肉の繊維方向に対して垂直に切ると歯切れがよく食べやすいです。文だと伝わりにくいですが、肉をマジマジと見つめれば繊維の方向に気付くと思うので、繊維に沿うか断つかはお好みで判断してください。
塩コショウは適当です。まぶしてから数分置くと肉の水分がにじみ出てくるので、キッチンペーパーで軽くふいてあげます。しかし、表面を拭いても裏返して裏面を拭くときは表面が裏面になって濡れたまな板に触れるのであんまり重要じゃないかもしれません。気分の問題ですかね?

2.小麦粉をまぶす
次に、小麦粉を入れたビニール袋に、肉を投入し、ひたすらシェイクします。肉が真っ白になれば終了です。僕は豚カツのレシピをシカに応用しただけですが、何のために小麦粉をまぶすのでしょうかね。卵を絡めるときのつなぎ的なノリなのか、パン粉が付かなくても最悪唐揚げみたいな食感になって美味しいよということなのでしょうか。詳しい人教えてください。

3.卵をからめパン粉をつける
肉が純白のドレスをまとったら、いや、この後衣をまとうので今のところ白のブリーフかキャミソールあたりになるのかもしれませんが、肉が小麦粉で白くなったら溶き卵の風呂に浸します。この時「おいしくな~れ、おいしくな~れ」と唱えながら肉をしゃぶしゃぶすると万遍なく卵がまとわりついていい感じです。
溶き卵の風呂から上がったお肉の濡れた体に、パン粉のガウンを着せてあげましょう。もし僕がお風呂上りの濡れた体に粉ものを振りかけられたらめちゃくちゃ嫌な顔をすると思いますが、相手は食材なので関係ありません。万遍なく隙間なくパン粉を付けていきます。

4.揚げる
小さめの鍋に油を深さ3cmほど注いだら、中火で温めます。油の量はぎりぎり肉が浸かる程度で構いません。油が温まったら肉を投入していきます。弱火~中火でじっくりと揚げていくのが重要です。高温でサッと揚げてしまうと、硬くなるような気がします。

全体がキツネ色に染まれば出来上がりです。ただ綺麗にキツネ色になるまで少し時間がかかるので、この間に大根をおろしておくと時短になります。

いざ実食
完成しました!おろしポン酢以外に、つけて味噌かけて味噌や普通のソースでもおいしく頂くことは出来ると思いますが、僕はもうおろしポン酢がやめられません。

それでは、カツに大根おろしをのせ、ポン酢をかけていただきます!

実にヤミー(yummy)ですね!もうヤミー付きになります。20代前半であることを忘れてしまうくらいにしょうもない単語が出てきましたが、それくらい美味しいです。
サクっとした歯ごたえに、柔らかく簡単に噛み切ることのできるジューシーな肉。衣と肉の旨味が口のなかにジュワッと広がります。さらに、衣の脂っこさを大根おろしとポン酢の最強タッグがさっぱりと洗い流しつつも、口に残る旨味とマリアージュし最高の後味に仕上げています。鹿肉はもともと脂身が少なくサッパリしていますが、衣を纏うことで甘みと旨味が追加され、おろしポン酢のおかげで何枚食べてももたれることはありません。
僕は家に来た客人にほぼ必ずこの「シカカツ」を提供するのですが、客にカツを出す神経は置いておいて、皆シカの美味さに驚いてくれます。実際に皆さんの感想を見てみましょう。

心なしか素直に美味しいといってくれたのは3歳の男の子だけな気はしますが、事実みんな美味しいといって完食してくれました。僕が先ほど書いた食レポと温度差がありますが、僕も人前だったらあんな気取った食レポしません。おいしいでしょ?の一言で終わります。
シカカツは良くも悪くもシカ感が少なく、初めての人やジビエに抵抗のある人でも気にせず食べられます。シカ感がもっと欲しいという方は、肉の厚みを増やしたり、使う部位を変えたりしてみるのもいいかもしれません。まだ食べたことがない人、ぜひ機会があったら作ってみてください!!