狩猟哲学

雑記:よく当たるのは高倍率か低倍率か。倍率3.5倍のジンクス

2022年12月28日

 これまで僕が獲物を獲ったシーンを思い浮かべると、スコープの倍率3.5倍の時が一番多いです。というか、3.5倍の時しか獲れていません…。エアライフルもハーフライフルも、どちらも載っているスコープは3-9倍可変倍率スコープです。3.5倍固定で撃っているわけではなく、9倍で覗いたりもしているんですけど、不思議ですね。

 そもそもなぜ3.5倍なのか、それは師匠に言われたから。それだけです。銃の許可が下りた当初は「的が大きく見えた方がよく当たる」と思っていたので、常に高倍率で運用していました。でも、師匠に「目で見える景色とスコープで見える景色を極力変えるな。僕はいつも3.5倍で狙う」と言われてから、3.5倍で運用することが多くなりました。

なぜ僕は高倍率で当たらないのか

 もちろん9倍であったり7倍であったり、そういう倍率で撃つこともあります。が、獲れたことはありません。それはなぜか?ひとえに委託しないことが原因だと考えられます。

 僕の僕に対する勝手な予想ですが、委託なし9倍で獲物を見ると、結構ブレます。手元の数ミリのズレが50mや100m先で数cmから数十cmのズレになるわけです。なのでコチラとしては必至にブレを抑えようとしますが、レチクルが上に行ったら下に修正、右に行ったら左に、と微妙に力を加えることで、それがまたブレに影響を与えている気がします。

 これが3倍や4倍の低倍率だと、レチクルの中心が概ね首の中心にあっていて、射撃姿勢がきっちり整っていれば、あとは呼吸と引き方さえ集中すれば大体当たる…気がします。

 要は、高倍率だとどうしても目と腕で照準を合わせてしてしまうけど、低倍率だと足腰肩の土台で照準を合わせようとする。ってことですかね。

委託すれば話は別

 ただ、高倍率より低倍率が当たる。これは委託なしの立射での場合に限るかもしれません。立木や膝腕、バイポッドやトライポッド等、委託で体に触れる面積を減らせば減らすほど射撃の精度は上がります。体に触れる面積が減るという事は足腰の影響をほとんど受けなくなるということ。膝打ちなんかは話が別ですが。そうなってくると、より的が大きく見え精密な射撃ができる高倍率の方が有利ですよね。鴨なんかは、50m以上先にいる獲物をじっくり狙うことができるので、委託しない手はないと思います。

僕だって高倍率が欲しい

 なんなら、僕も4-16倍とかの高倍率スコープが欲しいです。ミルドットなんかが入っていて、サイドフォーカスで概ねの距離も測定出来て。だってそっちの方がどんな状況でも対応できそうじゃないですか。でも、切実に余裕がありません。節約して貯めていれば買えない値段ではありませんが、まぁ僕の道具・猟具紹介を見て頂ければ一目瞭然です。無駄遣いが多いんです(キッパリ)。猟友会の引退する方から、もんげースコープが貰える日を夢見て、漢のデュープレックスで腕を磨きます…。

自分の腕前は

 先日、腕が良い射手っていうのは、委託姿勢をすぐ作れる、確実に当てられる状況をすぐに作れる人を指すんじゃないか。って話をしました。その考えはやっぱり今も変わりません。

 僕は今まで、委託ナシ(スリングは腕に巻き付ける)の立射でしか獲物を獲ったことがありません。でも別にこれって、撃つのが上手いとかそういうワケじゃないんですよね。どちらかというと、委託姿勢が作れずに焦って撃ってしまっている、そこまで気が回っていないっていうのが現状で、委託してキッチリ狙えば逃さずに済んだ場面っていうのがとても多いです。獲れた獲物は逃がした獲物に比べればごく一部なんです。それって、とても未熟なことですよね。狙った獲物は逃がさない、そんなハンターを目指して、もっともっと精進します。

 こんな文字だけの記事を最後まで読んでくださり、ありがとうございました。

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