僕のロマンに火が点いたって…よく恥ずかし気もなくそんな文書けますよね。筆者の語彙を疑います。ライターだけにね!!
さて、今回のテーマはライターです。まだ僕のメンタルは燃え尽きていないようで安心しました。先日のAmazonブラックフライデーにて、タイトルにある通りIMCO社のオイルライター「SUPER 6700P」を購入しました。まぁ別にライターに困っていたわけではありませんが、ある機能に惹かれてついつい購入してしまいました。
IMCO「SUPER 6700P」とは
オイルライターと聞いて、真っ先に思い浮かぶのはおそらくZippoだと思いますが、実はこのZippoよりも早くオイルライターを販売していたのがオーストラリアのイムコです。現在は元のイムコ社はライターを製造しておらず、日本の企業が「IMCO」ブランドを引き継いでライターを製造・販売しています。ライターのパイオニア的存在なので、Zippoを含んだ世界中のほとんどのオイルライターがイムコ社の発火石や芯と同じ規格のものを使用しているそうです。
今回購入したのはトリプレックススーパーというタイプのライターで、軽量かつシンプルなのが特徴です。点火の仕組みは諸々のオイルライターと一緒で、フェルトに燃料を沁み込ませ、芯から気化したガスに発火石で着火するというものです。Zippoとまったく一緒ですね。
画像のように風防を上下することで空気の流入量を調整し、火の強さを変えることが出来ます。
発火石は、使えば使うほど消耗し、やがて発火しなくなりますが、なんとこのライターには発火石を収納しておくスペースまであります。そして発火石の替えはキーホルダーとして販売されていたりします笑。味があっていいですよね。
ロマンに点火!マッチモード!!
でも、ここまでだと他のオイルライターと何ら変わりないし、正直発火石が収納できるからって大した魅力じゃないじゃないですか。でもですよ、こんな機能があるんです。
その名もマッチモード!え?これだけ…?これだけですよ、何か問題でも?
男の子っていうのは、こういうシンプルで小さなギミックでも他人の想像以上のロマンを感じる生き物なんですよ。もちろん人によりますが。このマッチモード、じゃあ何が実用的なのかと言いますと、狭い所でも火がつけられるんですよね。例えばランタンの中であったり、組んだ焚き火の芯であったり、鍋の下の固形燃料であったり。チャッカマンでもできるじゃんそれ。と思った人は、これからチャッカメン、チャッカーウーメンと呼ばれることになります。以上、マッチモードの紹介でした。
ハクキンカイロやZippoと燃料が共用できる
ハクキンカイロって、皆さんご存じですか?もしかしたらあまり馴染みのない方もいるかもしれません。簡単に言うと、めっちゃくちゃ熱いメタリックなカイロです。僕は2年前の冬にZippoとハクキンカイロを購入し、以降、除雪バイトの時や吹雪の中での釣りで愛用しています。
そして、このハクキンカイロの燃料である「ベンジン」ですが、Zippoに注入しても問題なく機能します。ということはつまり、イムコのオイルライターでも機能するということになります。実際に今回購入したイムコのオイルライターも、ベンジンを燃料として使用していますが、何ら問題はありません。
さらに言えば、マントル式のランタンやツーバーナーの燃料となるホワイトガソリンも、オイルライターやハクキンカイロの燃料として使用することができます。
※推奨された使用方法ではありません。あくまで自己責任です。
デメリットもある
今回紹介した、イムコのSUPER 6700Pに限らずですが、オイルライターにはオイルライターの最大の欠点というものが存在します。それは「使っても使わなくても燃料が消費されること」です。ベンジンをはじめとした燃料類は、とても揮発しやすく常温でもどんどん液体から気体に変わっていきます。さらに、燃料を再注入できるという事は、密閉できないという事でもあります。どうしても芯や隙間から燃料が揮発していってしまうんですよね。こればっかりは100円ライターには適いません。
山などで使うときにいざとなって火が点きませんじゃ話にならないので、使う前は必ず燃料を補充するのと、もしもの時に備えてマッチや使い捨てライター、マグネチックスターラー等を準備しておいた方が無難です。